デジタル大辞泉 「遊客」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐かく〔イウ‐〕【遊客】 1 たびびと。旅客。遊子。2 仕事をしないで遊び暮らしている人。3 遊覧の客。「都外の風色殊更に―の情を楽ましむれば」〈織田訳・花柳春話〉4 遊里であそぶ人。嫖客ひょうかく。[類語](2)遊び人・軟派・風太郎・風来坊・遊民・逸民・失業者・ニート 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「遊客」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐かくイウ‥【遊客・游客】 〘 名詞 〙① たびびと。旅客。〔管子‐軽重乙〕② 定まった仕事を持たないで、遊んでいる人。[初出の実例]「内蔵助両年遊客の身となり、秀吉卿に順ひ有しが」(出典:太閤記(1625)八)③ 遊覧の客。[初出の実例]「遊客莫レ愁人馬湿、龍門無レ雨不レ堪レ登」(出典:田氏家集(892頃)中・五年八月雨中上龍門寺)「都外の風色殊更に遊客(イウカク)の情を楽ましむれば」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五三)[その他の文献]〔鮑照‐詠史詩〕④ 遊女などを相手に遊興する人。遊里にあそぶ人。嫖客(ひょうかく)。[初出の実例]「此の寛文格は、遊客(ユウカク)の教を記す」(出典:評判記・色道大鏡(1678)二) ゆう‐きゃくイウ‥【遊客】 〘 名詞 〙 =ゆうかく(遊客)[初出の実例]「愛宕登山の客と夏の遊客(イウキャク)を相手の此宿は」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例