海参(読み)イリコ

デジタル大辞泉 「海参」の意味・読み・例文・類語

いり‐こ【海参/×熬海鼠/煎海鼠】

ナマコはらわたを取り除き、塩水で煮てから干したもの。ゆでてもどし、あえ物や中国料理に用いる。ほしこ。金海鼠きんこ

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精選版 日本国語大辞典 「海参」の意味・読み・例文・類語

かい‐じん【海参】

  1. 〘 名詞 〙 海鼠(なまこ)はらわたを取り去り、ゆでて乾かしたもの。いりこ。かいさん。
    1. [初出の実例]「何卒乍御面倒海参二朱にても百疋のにても早々御世話可被下候」(出典:霞亭生涯の末一年(1920‐21)〈森鴎外〉一四)

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世界大百科事典(旧版)内の海参の言及

【いりこ(煎海鼠)】より

…現在ではおもに中国料理に用いられるが,古くは日本でも重要な食品で,《令義解(りようのぎげ)》にその名が見え,《延喜式》によると若狭以下6ヵ国から貢納されていた。中国では海参(ハイシエン)というが,これはチョウセンニンジンに似た薬効があるとされたことによる。製法は内臓を抜き去り,希薄食塩水で1時間ほど煮熟して放冷し,天日または火力で乾燥する。…

※「海参」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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