海底ハウス『歩号1世』(読み)かいていハウスあゆみごういっせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海底ハウス『歩号1世』」の意味・わかりやすい解説

海底ハウス『歩号1世』
かいていハウスあゆみごういっせい

愛媛県北宇和郡吉田町のみかん園主である田中和栄が設計,200万円かけてつくった海中ハウス。 1968年9月5日から 12日まで,吉田町の沖 40m,水深 11mの海底で実験生活をした。鋼鉄製で,球体茶筒を横から突き刺したような形をしている。球体の部分は,高さ 2.5m,茶筒の部分は高さ 1.5m,幅 2m,全長 7m。定員は8人。室内容量は 24m3床面積は 17m2,水深 30mまでの水圧に耐えられる。現在は東京都船の科学館に展示されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android