日本大百科全書(ニッポニカ) 「海洋少年団」の意味・わかりやすい解説
海洋少年団
かいようしょうねんだん
Japan Sea Cadet Federation
海国日本の少年少女(幼稚園児~18歳)に、海に親しませ、海洋関係の知識・技術を授け、団体生活訓練も実施することを目的とする民間団体。大正年間に後藤新平の率いる少年団日本連盟の一翼を担うものとして発展した。1938年(昭和13)に全国組織が大日本海洋少年団として独立、1945年6月解散、第二次世界大戦後の1951年(昭和26)に新しい姿で再建され、1953年に運輸・文部両省共管の社団法人日本海洋少年団連盟として認可された。1994年(平成6)国際海洋少年団協会(ISCA)に加盟。2013年(平成25)公益財団法人に移行した。2023年(令和5)時点で、国内に12地区連盟、81団がある。
[藤原英夫・上杉孝實 2023年8月18日]
『日本海洋少年団連盟編・刊『海っ子』(隔月刊機関紙)』