精選版 日本国語大辞典 「浹洽」の意味・読み・例文・類語
しょう‐こうセフカフ【浹洽】
- 〘 名詞 〙
- ① すみずみまで行きわたること。
- [初出の実例]「慈愛之心、周遍浹洽」(出典:童子問(1707)中)
- 「我れと我が内生命に浹洽浸潤した感応健孚の味ひではない乎」(出典:病窓雑筆(1907)〈綱島梁川〉三)
- [その他の文献]〔荀子‐儒行〕
- ② 心がうちとけること。むつまじいこと。なれしたしむこと。
- [初出の実例]「凡そ日本人は、其国の神学及び国政に久しく浹合して」(出典:日本風俗備考(1833)一三)