改訂新版 世界大百科事典 「消団連」の意味・わかりやすい解説 消団連 (しょうだんれん) 1956年12月,日本生活協同組合連合会(日生協)が中心となり,消費者運動を推進するための幅広い統一組織として,主婦連合会などの婦人団体,総評などの労働組織なども加えて全国消費者団体連合会(全国消団連)を結成した。その後,都道府県単位の地方消団連も相次いで結成されてきているが,単に消団連といえば全国消団連を指す。全国消団連は,事務局を日生協におき,57年2月に第1回全国消費者大会を開き,64年以降は毎年同大会を主催するなど,日本の消費者運動に中心的な役割を果たしてきている。地方消団連は,全国消団連と協力関係にあり,それぞれ独自の活動を行っている。執筆者:久世 了 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
知恵蔵 「消団連」の解説 消団連 日本生活協同組合連合会などを中心に1956年に開催された全国消費者大会の決議に基づいて結成。主婦連などを中心に44(2006年8月現在)の消費者団体が加盟。当初は、公共料金値上げ反対や円高差益還元など、物価問題が活動の中心テーマだったが、近年では食品の安全性や悪質商法追放など、運動の幅も拡大している。 (篠崎悦子 ホームエコノミスト / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by