淡路瓦(読み)あわじかわら

事典 日本の地域ブランド・名産品 「淡路瓦」の解説

淡路瓦[陶磁]
あわじかわら

近畿地方兵庫県地域ブランド
淡路島生産された粘土かわら。江戸時代初期の1613(慶長18)年に成山城が築かれた際に、淡路瓦が焼かれたという。淡路の良質な粘土を用いて高温焼成される。いぶし銀に輝くいぶし瓦は生産・出荷量は全国一を誇る。2007(平成19)年3月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5030591号。地域団体商標の権利者は、淡路瓦工業組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

世界大百科事典(旧版)内の淡路瓦の言及

【西淡[町]】より

…三原川河口の湊港は,西海岸の玄関口をなし,南部の丸山漁港や阿那賀港はワカメやノリの養殖,タイの漁業基地となっている。米作,タマネギ栽培と酪農の複合経営による農業が盛んで,淡路瓦(黒瓦,陶器瓦)の生産が重要な地場産業となっている。北部の慶野松原(名)は夏季に海水浴客でにぎわう。…

※「淡路瓦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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