深念(読み)しんねん

精選版 日本国語大辞典 「深念」の意味・読み・例文・類語

しん‐ねん【深念】

  1. 〘 名詞 〙 深く思うこと。また、その考え。深慮
    1. [初出の実例]「俊三は一向深念の眼を開いた」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉後)
    2. [その他の文献]〔史記‐陸賈伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「深念」の読み・字形・画数・意味

【深念】しんねん

深く考え、懸念する。〔史記、陸賈伝〕呂太后の時、呂を王とす。呂、を擅(ほしいまま)にし、少を劫(おびや)かし、劉氏をくせんと欲す。右丞相陳之れを患(うれ)ふるも、力、爭ふこと能はず。いの己にばんことをれ、常に燕居して深念す。

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