深成論(読み)しんせいろん(その他表記)plutonism

岩石学辞典 「深成論」の解説

深成論

(1) 地下深部でできたマグマ地表への噴出,地殻内への貫入などと,それに伴う地殻深部で起こる様々な過程.(2) 地質学では地球の歴史の上で深成岩火山岩の活動は重要な役割を果たしてきたとされている.高温の流動的な岩石物質から花崗岩などの深成岩が形成されたという考えはハトンが18世紀後半に発表し,plutonismの語を用いた[Hutton : 1795, Read : 1948].すべての岩石はマグマから固結したという説が岩石火成説あるいは深成論である[渡辺編 : 1935].Plutoはギリシアの地獄の神のこと.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む