深成鉱床(読み)しんせいこうしょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「深成鉱床」の意味・わかりやすい解説

深成鉱床
しんせいこうしょう

マグマから分離したり、マグマ溜(だま)りの熱によって地下循環水が熱せられて生じた熱水上昇によって形成された鉱床総称。地下深所のマグマが直接的または間接的に関与して形成された鉱床という意味からこの語が生まれたが、マグマ自体から直接鉱石が晶出して生じた正マグマ鉱床はここには含まれない。熱水溶液が鉱床の形成に関与していることが必要である。

[飯山敏道]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android