深津文雄(読み)フカツ フミオ

20世紀日本人名事典 「深津文雄」の解説

深津 文雄
フカツ フミオ

昭和期の牧師 かにた婦人の村創設者。



生年
明治42(1909)年11月22日

没年
平成12(2000)年8月17日

出生地
福井県敦賀市

学歴〔年〕
日本神学校(現・日本神学大学)卒

主な受賞名〔年〕
朝日社会福祉賞(昭54年度),キリスト教功労者(第20回)〔平成1年〕

経歴
牧師として活動する傍ら、保育園茂呂塾を創設。売春防止法制定後の昭和29年、ベテスダ奉仕女母の家を創設、奉仕女の指導育成に乗り出す。33年元売春婦ら社会復帰が困難な女性を救済する婦人保護施設・いずみ寮を開設。40年日本で唯一の一生涯過ごせるコロニー・かにた婦人の村を千葉県館山市に創設した。54年度朝日社会福祉賞受賞。60年には千葉県館山郊外の丘の上に、従軍慰安婦のための鎮魂の碑を建立

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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