淵淵の盟(読み)せんえんのめい

旺文社世界史事典 三訂版 「淵淵の盟」の解説

淵淵の盟
せんえんのめい

宋に侵入した遼 (りよう) の聖宗北宋真宗とが,1004年に河北省南部淵州(雅称淵淵)で結んだ講和条約
(1)宋は遼に歳費として,毎年絹20万匹・銀10万両を贈る。(2)宋を兄,遼を弟とし,真宗は聖宗の母を叔母とする。(3)両国国境は現状のままとし,捕虜・越境者は相互に送還する。こののち,両国間に120年間平和が続いて遼は経済・文化が発達し,東アジア第一の強国となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む