ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清教徒神政政治」の意味・わかりやすい解説 清教徒神政政治せいきょうとしんせいせいじPuritan theocracy 北アメリカのマサチューセッツ湾植民地を建設した清教徒たちによって始められた政教一致の教会国家体制をいう。この植民地の清教徒指導者たちは,神の至上権に服する理想の国の建設を企図して,信仰を異にする異端者の迫害,追放や,教会への出席の強制を政治にゆだねる態度をとった。これに反対して追放された R.ウィリアムズのプロビデンス植民地をはじめ,ロードアイランドやコネティカットは,マサチューセッツからの追放者移住民によって建設された植民地である。マサチューセッツの神政政治は同植民地が王領植民地となった 1691年まで続いた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by