清朗(読み)セイロウ

デジタル大辞泉 「清朗」の意味・読み・例文・類語

せい‐ろう〔‐ラウ〕【清朗】

[形動][文][ナリ]
すがすがしくて気持ちがよいさま。
東京よりは…空気の―な事」〈漱石
空が晴れてさわやかなさま。「清朗秋天

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精選版 日本国語大辞典 「清朗」の意味・読み・例文・類語

せい‐ろう‥ラウ【清朗】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 晴れてうららかなさま。空が晴れて明るいさま。また、物の形がはっきりするさま。
    1. [初出の実例]「庾楼之秋月縦清朗。嫌甚遇浮雲以更昏」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・夏日陪藤亜相城北山荘同賦淡交唯対水詩)
    2. 「天気極めて清朗にして、風和に波穏なり」(出典:小学読本(1884)〈若林虎三郎〉三)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐閑居賦〕

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