新撰 芸能人物事典 明治~平成 「清水元」の解説
清水 元
シミズ ゲン
- 職業
- 俳優
- 本名
- 清水 元義
- 生年月日
- 明治40年 1月1日
- 出生地
- 東京市 神田区松永町(東京都)
- 学歴
- 中央大学商学部〔昭和4年〕卒
- 経歴
- 父の経営する広告代理店清水新報社勤務を経て、昭和12年芸術小劇場に参加し新劇俳優となる。戦時中は移動演劇隊に入り、戦後は劇団炎座で舞台に立つ。28年から映画に専念し、31年よりテレビでも活躍。映画デビューは15年の南旺映画「南風交響楽」で、戦後は21年東宝「或る夜の殿様」を最初に、第一協団に参加する傍ら、各社の映画に幅広く出演。31〜37年は大映時代劇が主で、「義仲をめぐる三人の女」「弁天小僧」「次郎長富士」などに出演。黒沢明作品には24年の「野良犬」以来、「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」などに準レギュラーとして出演、ベテラン脇役として活躍した。他の代表作に「ひめゆりの塔」「真昼の暗黒」、テレビでは日本テレビ「ダイヤル110番」、NHK「事件記者」など。戦後の出演作品は220本近くにものぼる。47年病気のため引退。
- 没年月日
- 昭和47年 12月20日 (1972年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報