弁天小僧(読み)ベンテンコゾウ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弁天小僧」の解説

弁天小僧 べんてんこぞう

歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」(「白浪(しらなみ)五人男」)の登場人物。
河竹黙阿弥(もくあみ)の作。名は菊之助。女装して浜松屋にあらわれゆすりをかけるが,一味日本駄右衛門にわざと正体をみやぶられていなおる。娘姿から片肌をぬぎ大あぐらをかいて「知らざあ言って聞かせやしょう」ときる啖呵(たんか)が有名。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弁天小僧の言及

【青砥稿花紅彩画】より

…5幕8場。通称《弁天小僧》《白浪五人男》。河竹黙阿弥作。…

※「弁天小僧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android