減産協定(読み)げんさんきょうてい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「減産協定」の意味・わかりやすい解説

減産協定
げんさんきょうてい

石油輸出国機構 (OPEC) が加盟国全体の原油生産量の上限と国別の生産枠を設定する生産協定。第2次石油危機後の 1982年以降,価格維持のため導入された。しかし,先進国の省エネ努力や世界不況に加え,北海油田など非 OPEC諸国の増産で供給過剰となり,OPEC自体のシェアが下がった。このため,強制力をもたないこの協定は OPEC内部でも守られず,価格支配力を失っている。したがって,減産合意後に価格が上昇しても,まもなく協定違反が続出して価格は下落し,減産協定の改定に追込まれるという OPECサイクルを繰返している。

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