渡箸(読み)わたりばし

精選版 日本国語大辞典 「渡箸」の意味・読み・例文・類語

わたり‐ばし【渡箸】

  1. 〘 名詞 〙 食事の時、箸を飯または手許にもどさないで菜から菜へと移して食べること。菜に一たん箸をつけながら、食べ終わらないうちに別の菜に手をつけることもいう。不作法として嫌う。うつりばし。
    1. [初出の実例]「渡り箸(ハシ)は本ぜんのさいを用て、其まま二の膳のさいを用事。皆きらへり」(出典仮名草子・悔草(1647)中)

わたし‐ばし【渡箸】

  1. 〘 名詞 〙 茶碗やお椀の上に渡すように置く箸。無作法なこととされる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android