温度組成図(読み)おんどそせいず

最新 地学事典 「温度組成図」の解説

おんどそせいず
温度組成図

T-X diagrams

(1)泥質変成岩中の温度の上昇に伴う鉱物共生の変化を,全岩組成のXMgO(MgO/(MgO+FeO))に対して図示したT-XMgO図。泥質変成岩の鉱物共生は全岩のMgO/FeO比に敏感に依存するので,A.B.Thompson(1976)が用いて以来,AFM図とともに広く使われている。AFM図は任意の温度領域での共生しか示せないため,両者を併用することでより系統的な理解が得られる。
(2)H2O-CO2流体と共存する岩石中での鉱物共生の解析のために用いられる,縦軸に温度T,横軸に流体組成XCO2(CO2のモル分率)をとった図。H2OとCO2が関与する反応は,P-T-XCO2空間の双変曲面で表され,任意の圧力断面であるT-XCO2図では単変曲線として表される。H2OとCO2の化学量論係数によって単変曲線の勾配が決まり,それによって反応は五つのタイプに分けられる。H.J.Greenwood(1968)が用いて以来,変成炭酸塩岩や蛇紋岩の鉱物共生の解析に広く用いられている。参考文献都城秋穂(1994) 変成作用,岩波書店

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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