温泉ガス
おんせんがす
温泉水中に溶存しているガスのこと。これらのガスは主として二酸化炭素、硫化水素、窒素、酸素、メタンである。溶存温泉ガスによって温泉を分類すると、(1)二酸化炭素型、(2)窒素型、(3)メタン型に分けられる。(1)(3)の型はガスの絶対量も多くてガスが遊離し気泡となって噴出する。(2)の型はガスの絶対量が少ない。硫化水素は臭気として感じられることが多いわりには、溶存量は普通はあまり多くない。
[湯原浩三]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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