最新 地学事典 「湖南剪断帯」の解説
ホナムせんだんたい
湖南剪断帯
Honam shear zone
韓国のおもに嶺南地塊内を走る北東─南西走向の右横ずれ剪断帯群。延長約400km,最大幅100km。北から醴泉(Yecheon),全州(Jeonju),霊光(Yeonggwang),光州(Gwangju),淳昌(Sunchang)などの構成剪断帯が識別される。全州剪断帯は沃川変成帯と嶺南地塊を画し,醴泉・淳昌剪断帯は嶺南地塊内側と外側の中生代花崗岩類を画す。かつて,湖南剪断帯は南北中国地塊の衝突に伴うペルム~三畳紀の剪断帯とされたが,年代測定結果は,ジュラ紀前~中期(180Ma以降)に主要な運動があり,一部で白亜紀前期(136Ma頃)まで運動が続いたことを示す(S.W.Kim et al., 2009など)。
執筆者:大藤 茂
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

