湖城村(読み)くぐしくむら

日本歴史地名大系 「湖城村」の解説

湖城村
くぐしくむら

[現在地名]那覇市山下町やましたちよう

まん湖・那覇港・御物おものグスク・奥武山おーのやまを北に望む島尻方との交通の要衝の地。北側の儀間じーま村から分村した村で、「琉球国由来記」に村名がみえる。麻姓田名家家譜に甘藷の普及と関連して儀間赤平じーまあかひら地名が記されているが、当村の地域にあたると考えられる。また土帝君があり、嘉慶五年(一八〇〇)来琉した冊封副使李鼎元が「土地廠」(使琉球記)と称した所ともいわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android