湛ふ(読み)タタウ

デジタル大辞泉 「湛ふ」の意味・読み・例文・類語

たた・う〔たたふ〕【×湛ふ】

[動ハ下二]たた(湛)える」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「湛ふ」の意味・読み・例文・類語

たた・うたたふ【湛】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 いっぱいに満ちる。充満する。
    1. [初出の実例]「五月雨の頃にしなれば荒小田に人もまかせぬ水たたひけり」(出典:山家集(12C後)上)
    2. 「脹満大高 波礼多々倍利(はれタタヘり)」(出典:御巫本日本紀私記(1428)神代上)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙たたえる(湛)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android