デジタル大辞泉 「湧き出づ」の意味・読み・例文・類語 わき‐い・ず〔‐いづ〕【湧き▽出づ/×涌き▽出づ】 [動ダ下二]1 「わきでる1」に同じ。「土裂けて水―・で」〈方丈記〉2 「わきでる2」に同じ。「―・づる涙の川はたぎりつつ」〈宇津保・嵯峨院〉3 「わきでる3」に同じ。「優なる女房うち使ひ、見えざりし調度、装束の―・づる」〈能因本枕・一八三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「湧き出づ」の意味・読み・例文・類語 わき‐い・ず‥いづ【湧出・涌出】 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙① =わきでる(湧出)①[初出の実例]「わきいでたる水を見て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)② =わきでる(湧出)②[初出の実例]「わきいづるなみだの河はたぎりつつ恋しぬべくもおぼほゆる哉」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)③ =わきでる(湧出)③[初出の実例]「見えざりし調度、装束のわき出る」(出典:能因本枕(10C終)一八三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例