デジタル大辞泉
「湧き出る」の意味・読み・例文・類語
わき・でる【湧き出る/×涌き出る】
[動ダ下一][文]わき・づ[ダ下二]
1 水が地中からわいて出る。「岩間から清水が―・でる」
2 涙などが流れ出る。「涙がとめどなく―・でる」
3 物がわいたように次々と現れ出る。「雲がむくむくと―・でる」
4 虫などが自然に発生する。「うじが―・でる」
5 考え、感情などが、あふれるように生れ出る。「愛情が―・でる」「アイデアが―・でる」
[類語]浮き出る・浮き出す・吹き出る・吹き出す
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わき‐・でる【湧出・涌出】
- 〘 自動詞 ダ下一段活用 〙
[ 文語形 ]わき・づ 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙 見えないところにあったものが、突然に現われ出る。わきいず。 - ① 水などの液体が地中から湧いて出る。わきだす。
- [初出の実例]「ダイヂワ サケテ ミヅ vaqide(ワキデ)」(出典:天草本平家(1592)四)
- ② 涙が目からあふれ出る。
- [初出の実例]「二人は湧出(ワキデ)る涙を拭はうとも為ずに」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)
- ③ 物が次々とあふれるように現われ出る。また、虫などが発生する。
- [初出の実例]「ムシガ vaqizzuru(ワキヅル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ④ 考え・感情などが、あふれるように出る。
- [初出の実例]「随意な意味は随処に湧き出る訳である」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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