湯の辞宜は水になる(読み)ゆのじぎはみずになる

精選版 日本国語大辞典 「湯の辞宜は水になる」の意味・読み・例文・類語

ゆ【湯】 の 辞宜(じぎ)は水(みず)になる

  1. 入浴遠慮して互いに譲り合えば、その間にせっかく沸かした湯が水になる。遠慮も時と場合によるべきであるとのたとえ。
    1. [初出の実例]「当座にしゃんと嫁入ってのければよい物を、あほうな斟酌仕すごいて、ゆのじぎは水になる」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)鑓じるし)

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ことわざを知る辞典 「湯の辞宜は水になる」の解説

湯の辞宜は水になる

入浴をすすめられた時に遠慮していると、せっかく沸かした湯が水になる。風呂に入るようにすすめられた時は遠慮しないがよい。

[解説] 遠慮も時と場合によるということ。

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