湯之元(読み)ゆのもと

改訂新版 世界大百科事典 「湯之元」の意味・わかりやすい解説

湯之元[温泉] (ゆのもと)

鹿児島県南西部,日置市の旧東市来町にある温泉。単純硫黄泉,38~52℃。17世紀に開かれたといわれ,島津藩直営温泉として利用された。共同浴場が4ヵ所,旅館は40軒近くあるが,静かな湯治場的情緒をもっている。JR鹿児島本線湯之元駅に近い。付近には吹上浜薩摩焼の産地美山(みやま)などがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 服部

百科事典マイペディア 「湯之元」の意味・わかりやすい解説

湯之元[温泉]【ゆのもと】

鹿児島県東市来町(現・日置市)にある温泉。単純硫黄泉。38〜52℃。かつて島津藩が直営。鹿児島市などからの行楽客でにぎわい,付近に諏訪公園海水浴場がある。鹿児島本線湯之元駅に近い。
→関連項目東市来[町]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android