ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日置市」の意味・わかりやすい解説 日置〔市〕ひおき 鹿児島県西部,薩摩半島西岸位置し,東シナ海に面する市。 2005年伊集院町,東市来町,日吉町,吹上町の4町が合体し市制。中心市街地の伊集院は,中世は伊集院氏,その後島津氏の支配下に置かれ栄えた。また吹上は島津氏中興の祖,島津貴久を輩出した伊作島津家の本拠地 (→伊作 ) であった。主産業は農業で,チャ (茶) ,果物,野菜の栽培のほか,畜産や漁業が行なわれる。北部の美山には苗代川系薩摩焼の窯場がある。湯之元温泉,吹上温泉といった温泉地のほか,フランシスコ・ザビエルが日本で初めてキリスト教の公式布教を許された一宇治城,島津家歴代の墓,島津義弘の菩提樹の妙円寺であった徳重神社などの史跡も多く,行楽地,観光地としてもにぎわう。西部は東シナ海に沿い吹上浜の砂丘とマツ林が続き,一帯は吹上浜県立自然公園に属する。湯之元温泉付近の稲荷神社境内のヤッコソウ発生地は国の天然記念物。 JR鹿児島本線,国道3号線,270号線が通る。面積 253.01km2。人口 4万7153(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「日置市」の解説 日置市ひおきし 2005年5月1日:日置郡吹上町・日吉町・伊集院町・東市来町が合併・市制施行⇒【吹上町】鹿児島県:日置郡⇒【日吉町】鹿児島県:日置郡⇒【伊集院町】鹿児島県:日置郡⇒【東市来町】鹿児島県:日置郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by