デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源師子」の解説 源師子 みなもとの-しし 1070-1149* 平安時代後期の女性。延久2年生まれ。父は源顕房(あきふさ)。母は源隆俊の娘,隆子。中宮藤原賢子の妹。白河天皇の後宮にはいる。懐妊ののち藤原忠実の妻となり,覚法法親王を生む。忠実とのあいだには高陽院(かやのいん)(鳥羽上皇の皇后),藤原忠通(ただみち)をもうけた。従一位。久安4年12月14日死去。79歳。名は「もろこ」「もとこ」ともよむ。 源師子 みなもとの-もろこ ⇒みなもとの-しし 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「源師子」の解説 源師子 没年:久安4.12.1(1149.1.12) 生年:延久2(1070) 平安末期の貴族女性。右大臣源顕房の娘。寛治6(1092)年ごろ白河上皇の子覚法法親王を生み,のちに関白となる藤原忠実に見染められて,高陽院となった泰子と,関白の忠通を生む。大治5(1130)年従一位に叙せられる。 (渡辺晴美) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報