源氏車文(読み)げんじぐるまもん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「源氏車文」の意味・わかりやすい解説

源氏車文
げんじぐるまもん

源氏車源氏絵に描かれる王朝風の車であるが、源氏車文は、車形文や御所車文が車の全形を表したものであるのに対して、車輪のみを表している。この車輪には輻(スポーク)の数によって6本骨、12本骨の区別がある。片輪車螺鈿蒔絵手箱(かたわぐるまらでんまきえてばこ)(国宝。平安後期・東京国立博物館所蔵)の銀製の紐金物(ひもかなもの)は、この形の古い形式を伝えるものである。なお片輪車とは、この文様の半輪形のものをいう。

村元雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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