源氏車(読み)ゲンジグルマ

デジタル大辞泉 「源氏車」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぐるま【源氏車】

御所車ごしょぐるま牛車ぎっしゃ
紋所の名。御所車車輪図案化したもの。衣装調度文様などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「源氏車」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぐるま【源氏車】

  1. 〘 名詞 〙 ( 源氏絵多く見られるところからいう )
  2. 中古から中世にかけて、牛が引いた貴人乗用車。御所車。牛車(ぎっしゃ)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 紋所の名。御所車の車輪を図案化したもの。衣装や調度などの意匠にも用いられ、輻(や)の数によって、八本骨源氏車、一二本骨源氏車などがある。
    1. [初出の実例]「源氏車(ゲンジグルマ)槌車」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一〇)

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