溶剤脱ろう(読み)ヨウザイダツロウ

化学辞典 第2版 「溶剤脱ろう」の解説

溶剤脱ろう
ヨウザイダツロウ
solvent dewaxing

溶剤を加えて,ろう分の油に対する溶解度を下げて冷却し,結晶したろうを遠心分離または濾過によって脱ろうする方法.プロパン脱ろう法は,原料油に液体プロパンを加え,冷却槽でプロパンの一部を蒸発させ,その気化の潜熱で冷却析出するろう分を分離する方法.バリソル法は,溶剤に1,2-ジクロロエタンベンゼンの混合溶液を用い,液体アンモニアで冷却してろう分を析出させる方法.MEK脱ろう法は,溶剤としてトルエンメチルエチルケトン(2-ブタノン)の混合したものを用いる方法である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む