滅に(読み)ほるもかに

精選版 日本国語大辞典 「滅に」の意味・読み・例文・類語

ほるもか‐に【滅に】

〘副〙 今にも滅びそうなさまを表わす語。
書紀(720)雄略九年七月(前田本訓)「滅〈保流母可爾(ホルモカニ)〉して没(う)せぬ」
[補注]「日本書紀古訓にだけ見られる語。「ほる」は「ほろぶ(滅)」の語根「ほろ」と同じで、「もか」は「やか」「らか」などと同じ情態を表わす接尾語か。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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