滑くる(読み)ヌメクル

デジタル大辞泉 「滑くる」の意味・読み・例文・類語

ぬめ‐く・る【滑くる】

[動ラ四]なめらかで滑る。ぬるぬるする。
丸太舟をこぎ出すごとく―・って歩み寄り」〈浄・嫗山姥

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滑くる」の意味・読み・例文・類語

すべく・る【滑】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. やりくりする。どうにかこうにかくりのべる。
    1. [初出の実例]「いま一日もすへくり候はむと仕候」(出典:東寺百合文書‐ほ・正安二年(1300)八月一五日・伊勢大国荘雑掌申状案)
  3. 物がすべってとらえどころのないような仕方で事を行なう。
    1. [初出の実例]「脂韋の如にしてぬたにぬめりすべくって役のことををこたり性が柔弱な」(出典:玉塵抄(1563)八)

ぬめく・る【滑】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 なめらかですべる。ぬるぬるとすべる。ぬめるようにして進む。
    1. [初出の実例]「滑稽はぬめくって、こちえすればあちえし、あちえすればこちえするぞ」(出典:玉塵抄(1563)三)

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