新撰 芸能人物事典 明治~平成 「滝川鯉かん」の解説
滝川 鯉かん(2代目)
タキガワ リカン
- 職業
- 落語家
- 本名
- 高橋 兼次郎
- 別名
- 別名=鶴賀 鶴太夫
- 生年月日
- 天保4年 4月4日
- 経歴
- 初めは鶴賀鶴太夫という新内節の太夫で美音で鳴らしていたが、嘉永・安政(1848〜60)年間の頃、3代目麗々亭柳橋に認められ師匠の名、鯉かんを譲られる。また、相三味線の八名太夫は桜家橋之助の名をもらい、鯉かん・橋之助で中入り前をつとめた。大坊主で痘痕面の鯉かんと、骸骨に皮を着せたような橋之助が演じる「喧嘩都々一」は大当たりし、たちまち売れっ子となる。以後、幕末から明治中頃まで音曲師として人気を取る。晩年は霊岸島で芸者屋の隠居として安楽に終わった。
- 没年月日
- 明治42年 10月25日 (1909年)
- 親族
- 甥=柳亭 左龍(2代目)
滝川 鯉かん(3代目)
タキガワ リカン
- 職業
- 東京寄席芸人
- 経歴
- 4代目春風亭柳枝門の春風亭梅枝から2代目談洲楼燕枝門に移り、明治45年5月3代目滝川鯉かんを継いだ。柳亭錦枝(後の入船米蔵)と組んで掛け合いを演じた。
- 没年月日
- 昭和4年 7月16日 (1929年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報