左龍(読み)さりょう

精選版 日本国語大辞典 「左龍」の意味・読み・例文・類語

さ‐りょう【左龍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天子の車や旗などの左に龍の文様を描くこと。また、その龍文。〔隋書‐礼儀志・五〕
  3. ( 中国古代の軍隊で、前陣朱鳥、後陣を玄武左翼を青龍、右翼白虎と呼んで天をかたどったところから ) 軍隊の左翼。また左においた青龍を象徴する剣。〔礼記‐曲礼上〕
  4. 地相・家相の用語。理想的な地形として、家の左方(東)に流水のあることをいう。青龍(しょうりゅう・せいりょう)
    1. [初出の実例]「右虎左龍為地勢、林風山月任天然」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・秋日遊雲林院〈藤原明衡〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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