滝本(読み)タキモト

デジタル大辞泉 「滝本」の意味・読み・例文・類語

たき‐もと【滝本】

滝の水が落ちる所。滝壺たきつぼ
「聞こゆる滝にしばらく打たれてみんとて、―へぞ参りける」〈平家・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「滝本」の意味・読み・例文・類語

たき‐もと【滝本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 滝の水が落ちてたまる所。滝壺。
    1. [初出の実例]「山川の滝もとさらず啼蛙いづちかいぬる五月雨のころ」(出典:林葉集(1178)夏)
  3. たきもとりゅう(滝本流)」の略。
    1. [初出の実例]「一女郎へ文の取やりも〈略〉俗様はよろしからず、上代やら滝本(タキモト)やら唐やらの類よろし」(出典洒落本・間似合早粋(1769)早粋の辞)

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