漆塗(読み)ウルシヌリ

デジタル大辞泉 「漆塗」の意味・読み・例文・類語

うるし‐ぬり【漆塗(り)】

器物に塗ること。また、その器物。漆細工
漆を塗るのを職業とする人。塗師ぬし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「漆塗」の意味・読み・例文・類語

うるし‐ぬり【漆塗】

〘名〙
① 漆で器物を塗ること。また、その器物。うるしざいく。
書紀(720)天武一一年六月(北野本訓)「男夫始めて髪を結(あ)げ、仍りて漆(ウルシヌリ)の紗(うすはた)の冠(かぶり)を著す」
② 漆を塗ることを職業とする人。
※宇治拾遺(1221頃)九「漆のあたひの程は、先づ得て、薄(はく)もきせ漆ぬりにもとらせん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android