漢月(読み)かんげつ

精選版 日本国語大辞典 「漢月」の意味・読み・例文・類語

かん‐げつ【漢月】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「漢」は漢代、また、異民族地域に対する中国 ) 漢の月。漢の時代にも同じように照らしていた月。また、中国を照らす月。〔梁簡文帝‐明君詞〕
  3. ( 「漢」は天の川 ) 天の川と明月。
    1. [初出の実例]「天津之源已分。漢月之桂可許者也」(出典本朝文粋(1060頃)一二・源元忠讚〈藤原行葛〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「漢月」の読み・字形・画数・意味

【漢月】かんげつ

天の川と月。唐・沈期〔関山月〕詩 に生じ (どうろう)として暉を出だす

字通「漢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android