(読み)チョウ

デジタル大辞泉 「漲」の意味・読み・例文・類語

ちょう【漲】[漢字項目]

[音]チョウチャウ)(呉)(漢) [訓]みなぎる
水が一面に張りつめる。「漲溢ちょういつ
[名のり]みつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「漲」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] チョウ(チャウ)
[字訓] みなぎる

[字形] 形声
声符は長(ちょう)。長に長大の意がある。水がわきおこり、みなぎりみちることをいう。古い字書にみえず、六朝期の頃から用いられる。

[訓義]
1. みなぎる、みちあふれる。
2. わきあがる、わきおこる、みちしお。
3. 物価があがる。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕漲 ミナギル・タタヘリ・ナミダツ・ナミ・ミダル・アラフ・フカシ・ウカブ・ヨゴス 〔字鏡集〕漲 タタヘタリ・ナミ・オホミヅ・タダヨフ・ミナギル・トドム・ミチ・ナミダツ・シタル・アラフ・フカシ・ウカブ・ヨミス・タタフ

[熟語]
漲潰漲痕漲進・漲水漲潮・漲天漲濤漲満漲落漲潦
[下接語]
雨漲・遠漲・寒漲・気漲・収漲・秋漲・春漲・初漲・清漲・夕漲・積漲・川漲・漲・怒漲・泛漲・晩漲・微漲・暴漲・溟漲・野漲・余漲

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android