潮見俊隆(読み)ウシオミ トシタカ

20世紀日本人名事典 「潮見俊隆」の解説

潮見 俊隆
ウシオミ トシタカ

昭和期の法学者 帝京大学名誉教授;元・東京大学社会科学研究所教授。



生年
大正11(1922)年5月10日

没年
平成8(1996)年10月19日

出生地
長崎県佐世保市

出身地
山口県

学歴〔年〕
東京大学法学部卒

経歴
東京大学社会科学研究所教授として法社会学を講じた後、帝京大学法学部教授。川島武宜東京大学教授の民法演習の農漁村調査に加わり、昭和21年創立の民科、22年創立の日本法社会学会に参加。29年「漁村の構造」を出版。日本の漁村における漁業権実態や村落構造、家族制度などを研究。35年「農村基地の法社会学」ではアメリカ軍事基地と農村の法的かかわりを分析。45年「法律家」で司法制度と法律家の実態にメスを入れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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