デジタル大辞泉 「潮解けし」の意味・読み・例文・類語 しおどけ・し〔しほどけし〕【潮解けし】 [形ク]《動詞「しおどく」の形容詞化》海水にぬれてしおたれているさま。また、悲しみで涙にくれるさま。「武士もののふの鎧よろひの袖どもも、―・うぞ見ゆる」〈増鏡・久米のさら山〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「潮解けし」の意味・読み・例文・類語 しおどけ‐・ししほどけ‥【潮解】 〘 形容詞ク活用 〙 びっしょりとぬれている。特に、涙にぬれている。しおどし。[初出の実例]「寄る波に立ちかさねたる旅衣しほどけしとや人のいとはむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)潮解けしの派生語しおどけ‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙潮解けしの派生語しおどけ‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例