久米(読み)クメ

デジタル大辞泉 「久米」の意味・読み・例文・類語

くめ【久米】

姓氏の一。
[補説]「久米」姓の人物
久米愛くめあい
久米邦武くめくにたけ
久米桂一郎くめけいいちろう
久米正雄くめまさお

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精選版 日本国語大辞典 「久米」の意味・読み・例文・類語

くめ【久米】

  1. [ 一 ] 岡山県の中央部の郡。吉井川と旭川にはさまれた山間地域。和銅六年(七一三)建置。近世、久米北条(久米北)・久米南条(久米南)の両郡に分かれていたが、明治三三年(一九〇〇)両郡合併して再び久米郡となる。
  2. [ 二 ] 鳥取県の中央部にあった郡。明治二九年(一八九六)河村・八橋の二郡と合併して東伯郡となる。
  3. [ 三 ] 愛媛県の中央部にあった郡。松山平野の東部にあたる。明治三〇年(一八九七温泉郡に併合されて消滅。

くめ【久米】

  1. 姓氏の一つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「久米」の意味・わかりやすい解説

久米
くめ

岡山県中央部、久米郡にあった旧町名(久米町(ちょう))。現在は津山市西部を占める地域。津山盆地の西部に位置する。旧久米町は、1955年(昭和30)大井町と久米、倭文(しとり)の2村が合併して成立。2005年(平成17)津山市に編入久米川に沿ってJR姫新(きしん)線、国道181号、中国自動車道が東西に走る。水田には条里遺構が残り、中世は大井郷、倭文郷、久米郷の地。近年、久米廃寺(県史跡)、久米郡衙(ぐんが)跡、領家(りょうけ)遺跡、宮尾遺跡など弥生(やよい)時代から鎌倉時代の遺跡が発掘された。農村であるが、内陸工業も導入され、1995年には県営久米産業団地が完成した。貴布禰神社(きふねじんじゃ)(旧名、大宮)は倭文神行の祭礼で知られ、また境内には民間信仰の狼様(おおかみさま)を祀(まつ)る奥御前神社(おくみさきじんじゃ)がある。三成(みつなり)古墳は国史跡。南方中(みなみかたなか)のトラフダケ自生地は国指定天然記念物。

[由比浜省吾]

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百科事典マイペディア 「久米」の意味・わかりやすい解説

久米[町]【くめ】

岡山県中部,津山市西隣の久米郡の旧町。久米川の低地を姫新(きしん)線が通じる交通要地で,中心は千代(せんだい)。山陽,山陰を結ぶ美作(みまさか)地方の中心部として古くから開け,条里制遺構もある。米,野菜の栽培と畜産を中心とする農業地帯。2005年2月勝田郡勝北町,苫田郡加茂町,阿波村と津山市へ編入。74.39km2。7881人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「久米」の意味・わかりやすい解説

久米
くめ

岡山県北東部,津山市南西部の旧町域。津山盆地の西部にある。 1955年大井町と久米村,倭文 (しとり) 村の2村が合体して久米町が成立。 2005年津山市に編入。山陰と山陽を結ぶ交通の要地として古くから開け,久米廃寺跡,三成古墳 (国指定史跡) などのほか,条里制の遺構が残る。西部の坪井は旧出雲街道の宿場町。農業が盛んで,米,タバコ,野菜を産する。県農業試験場がある。本谷に天然記念物のトラフダケ自生地がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久米」の解説

久米 くめ

?-? 江戸時代中期の女性。
江戸高田四ツ家町にすむ。寛延2年(1749)雑司谷(ぞうしがや)鬼子母神(きしもじん)境内で麦わら細工の土産品をうりはじめ,その金で病身の母親に孝養をつくしたという。

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改訂新版 世界大百科事典 「久米」の意味・わかりやすい解説

久米 (くめ)

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