潯陽(読み)ジンヨウ

デジタル大辞泉 「潯陽」の意味・読み・例文・類語

じんよう〔ジンヤウ〕【潯陽】

中国古代に、現在の江西省揚子江南岸九江市付近に置かれた郡と県の名称。この付近で揚子江は潯陽江とよばれ、白居易の「琵琶びわ」に歌われた。

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精選版 日本国語大辞典 「潯陽」の意味・読み・例文・類語

じんよう ジンヤウ【潯陽】

[一] 中国の唐代、現代の江西省北部・揚子江岸の九江に置かれた郡および県名。漢・晉代には「尋陽」の字を用いた。

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世界大百科事典(旧版)内の潯陽の言及

【江西[省]】より

…中国,華中南部に位置する省。簡称は贛(かん)。面積約16.7万km2。人口4105万(1996)。長江(揚子江)中流の南を占める。
[自然]
 省の地勢は北に低く南に高く,また東西にも障壁があって,北に注口をもつ長円形の盆器のようである。省域は北部中央に位置する鄱陽湖(はようこ)の集水域とほぼ一致し,東は武夷山脈によって福建と,西は羅霄(らしよう)山地によって湖南と接し,南は低平な丘陵がいりくんで広東との境界をなす。…

※「潯陽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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