瀉する(読み)シャスル

デジタル大辞泉 「瀉する」の意味・読み・例文・類語

しゃ・する【×瀉する】

[動サ変][文]しゃ・す[サ変]くだる。下痢をする。また、食物などを吐き出す。
「腹冷え―・すること水の如し」〈新聞雑誌三七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「瀉する」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐・する【瀉】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しゃ・す 〘 自動詞 サ行変 〙
    1. 水などがそそぐ。ながれくだる。
    2. 下痢(げり)をする。くだる。
      1. [初出の実例]「ホガミノ アタリガ クルヤウニ イタウテ xasuru(シャスル) コトガ ドドニ ヲヨブト」(出典:天草本伊曾保(1593)病者と医師の事)
      2. 「気喘き腹冷へ瀉(シャ)すること如水」(出典:新聞雑誌‐三七号・明治五年(1872)三月)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しゃ・す 〘 他動詞 サ行変 〙
    1. 水などを流す。まき散らす。
    2. 腹の中の食物などを吐き出す。吐く。
      1. [初出の実例]「後年瀉(シャス)石」(出典:文明本節用集(室町中))

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