げり(読み)ゲリ

デジタル大辞泉 「げり」の意味・読み・例文・類語

げり[助動]

[助動]助動詞けり」に同じ。
「鮭を二つ引き抜きて、懐へ引き入れてんげり」〈宇治拾遺・一・一五〉
[補説]完了の助動詞「つ」の連用形過去の助動詞「けり」が付いた「てけり」が、院政期のころから撥音が添加され「てんげり」となったもの。軍記物説話集などに用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のげりの言及

【オオカミ(狼)】より

…これは日食と月食を意味していると解される。オーディンにはゲリGeriとフレキFrekiという2頭のオオカミが仕えているが,これは〈軍神〉であると同時に〈死の神〉とされるオーディンに,戦場で死体や腐肉をあさるオオカミのイメージが結びついたのであろう。民間信仰にもオオカミは,デーモン的存在として現れることが多い。…

【オーディン】より

…2羽の鴉(からす)フギンとムニンが毎日地上を飛んで情報をもたらす。ブドウ酒だけをとり,ほかの食物は2頭の狼ゲリとフレキに与える。バルハラでは戦死した勇士たちが集められ世界の終末の巨人族との決戦にそなえ武事にいそしむ。…

※「げり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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