瀕死のガラテア人(読み)ひんしのガラテアじん(英語表記)Dying Gaul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀕死のガラテア人」の意味・わかりやすい解説

瀕死のガラテア人
ひんしのガラテアじん
Dying Gaul

ギリシア彫刻。前 220年頃の原作ローマ時代の模刻。ペルガモン出土で,かつてローマのビラ・ルドビシのコレクションであったが,教皇クレメンス 12世の時代にカピトリーノ美術館に移された。古くは「瀕死闘士」と呼ばれた。右胸に傷を負い楯の上に倒れかかり,右手で身体を支え,左手で右足の痛みを押えている。剣,鞘,吊皮は後補。 (→ガラテア人とその妻 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android