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文帝 ブンテイ

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デジタル大辞泉の解説

ぶん‐てい【文帝】

[前202~前157]中国、前漢の第5代皇帝。在位、前180~前157。姓名は劉恒(りゅうこう)、廟号は太宗。劉邦の子で、呂氏の乱平定後に即位。仁政を施したとされる。
の初代皇帝曹丕(そうひ)諡号(しごう)
の初代皇帝楊堅(ようけん)の諡号。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんてい【文帝 Wén dì】

前207‐前157
中国,前代皇帝。在位,前180‐前157年。姓名は劉恒。高祖劉邦の中子で代王に封建されていた。朝政を専断していた呂氏が族誅されたあと,陳平,周勃らに迎えられて即位した。道家黄老にもとづく無為と寛宥の施政につとめ,誹謗妖言の罪や肉刑の廃止など刑法をゆるめ,また賈誼(かぎ)や鼂錯(ちようそ)が上言した諸侯王の抑圧削土論や匈奴に対する積極策を用いなかった。農本末商の方針をおしすすめ,慎夫人とともに節倹を示し,漢朝の備蓄につとめた。

ぶんてい【文帝 Wén dì】

187‐226
中国,三国の初代皇帝。在位220‐226年。姓名は曹丕(そうひ),廟号は世祖。武帝曹操の長子で母は倡家の出身。211年(建安16),五官中郎将,副丞相となって後漢の丞相であった父をたすけ,217年に弟曹植を推す一派をおさえて魏国太子となった。220年,父が死ぬと魏王,丞相の位をついで後漢王朝の実権を掌握,九品官人法を行って反魏派勢力を排除しつつ父が整えた王朝交替をおしすすめ,献帝の譲位と群臣の勧進を三たび辞退したのちに受諾,洛陽を都に魏王朝を開いた。

ぶんてい【文帝 Wén dì】

407‐453
中国,南朝の第3代皇帝。在位424‐453年。姓名は劉義隆。武帝の第3子。30年に及んだその治世は,貴族の特権を擁護して貴族政治を推進し,南朝第一の安定と繁栄を実現したとされ,古来,元号にちなんで〈元嘉の治〉と称えられる。しかし半面,弟の彭城王義康との権力争いに苦しんだことから皇族対策を厳しくするなど,専制君主の性格を強めた。多くの反対を押しきって450年(元嘉27)に強行した北討伐の惨敗は,国力の疲弊を招き,それも一因で皇太子に斬殺された。

ぶんてい【文帝 Wén dì】

541‐604
中国,の初代皇帝。在位581‐604年。姓は楊,名は堅。先祖は北時代に山西省北部の武州鎮に移住,祖父楊元寿は鎮司馬となり,父楊忠(507‐568)は北魏末,六鎮(りくちん)の乱にあたって宇文泰に従って南遷し,北周開国の功臣となり,十二大将軍の一人に数えられた。楊堅は父の勲功によって鮮卑人で武川鎮軍閥の名家独孤信の娘(北周明帝の皇后の妹)をめとり,父の爵位をついで柱国・随国公となった。国号の隋はこれに由来する。

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大辞林 第三版の解説

ぶんてい【文帝】

魏の初代皇帝曹丕そうひの諡おくりな
隋の初代皇帝楊堅ようけんの諡おくりな

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文帝
ぶんてい
(前202―前157)

中国、前漢の第5代皇帝(在位前180~前157)。姓名は劉恒(りゅうこう)。廟号(びょうごう)は太宗(たいそう)。高祖劉邦(りゅうほう)と薄太后(はくたいごう)との子。高祖の死後政権を掌握した呂(りょ)氏一族が鎮定された時期に、代王から皇帝となった。治世22年間は、賈誼(かぎ)(ちょうそ)らの法家(ほうか)官僚を擁し、勧農政策、田租の廃止、肉刑の廃止などの諸政策を実行した。次代の景帝(けいてい)とあわせて文景の治として仁政とうたわれている。しかし一方では、豪族と一般農民との階層分化の激化という新たな社会不安がみえ始めていた。[鶴間和幸]

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世界大百科事典内の文帝の言及

【煬帝】より

…名は広。文帝楊堅の次男。母は文献独孤皇后。…

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