日本歴史地名大系 「瀬井村」の解説 瀬井村せいむら 和歌山県:有田郡金屋町瀬井村[現在地名]金屋町瀬井中(なか)村・西(にし)ヶ嶺(みね)村の北方に位置する。「続風土記」に「方言に物の詰り窮る所を世為(せい)といふ、此村五名谷のつまりに在るを以て瀬井の名あるなり」とある。五名(ごみよう)谷東側を中野(なかの)とよび本村、西側に小名畦田原(あぜたはら)・石河原(いしごら)がある。慶長検地高目録には「清井村」とあり、村高二八〇石余、小物成六斗三升。元和四年(一六一八)の生石(おいし)明神の勧進帳(上続家蔵)にも「清井村」とみえ、寄進者二五名が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by