最新 地学事典 「瀬戸内火山岩類」の解説
せとうちかざんがんるい
瀬戸内火山岩類
Setouchi volcanic rocks
今から約1,400万年前の短期間に,九州西部,四国北西部・北東部,大阪周辺,愛知県東部で噴出した火山岩類。特徴的に産する高Mg安山岩は,プレート(主として堆積物)の融解で生じた水に富む流紋岩質メルトがマントルと反応して形成されたマグマが,一旦地殻内で固結し水を吐き出した後,再加熱されほぼ全融解して噴出した。この特異なマグマ活動は,日本海拡大に伴い南下した西南日本弧が,誕生直後の熱い四国海盆地殻の上にのし上げたことで起きた。
執筆者:巽 好幸
参照項目:瀬戸内火山岩石区
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

